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こんにちは、店員佐藤です。 光学15倍光学ズーム、マルチアングル液晶搭載の新型サイバーショット「DSC-H50」が当店にたった2時間だけなんですがやってきました。

発売前の評価用試作機になりますので、あくまで参考までに、という前置きが必要になるのですが、この時期になっての試作機です。仕様変更の可能性などは大規模なものはほとんどないはずです。

開梱レポートを含めて、速攻でいじってみての感想レポートをお届けしたいと思います。

さて、4月23日に発表された新型サイバーショットの「DSC-H50」ですが、このモデルほど、プレスリリースと実機の内容が違って感じられたモデルはありません。

いや、別にプレスリリースと内容が違っているとかいう話ではないんですよ。(^_^;)

プレスリリースを読むと光学15倍ズーム搭載機で、マルチアングル液晶モニターを搭載。

サイバーショットHシリーズというのは、一眼レフ風スタイルになったモデルで、いかにもサイバーショットからデジタル一眼αへステップアップする際にはなんか魅力的なモデルに見えて、事実、私も初代機の「DSC-H1」を購入して1年間使ってはいるんですが、やはり操作性、映りなどはデジタル一眼には及ばず、それほど参考にもならず、これだったら一気にデジタル一眼レフαを買っちゃった方が良いでしょう!と身をもって体験しています。

なので、ステップアップ用にサイバーショットHシリーズを買おうと思うんですが、どうでしょう?という相談をお客様からいただく際は、いや、一気にデジタル一眼のα200とかにステップアップしてしまった方が良いですよ、なんてお答えしていたんですけど、この「DSC-H50」は今までのサイバーショットHシリーズとは違いました。先日発売された「DSC-H10」とも違います。

ズバリ、このモデル、サイバーショット「DSC-H50」はサイバーショットからデジタル一眼レフαへのステップアップに一度はさむ意味のあるモデルになっていました。

単に光学15倍ズームという高倍率ズームレンズが搭載されているとか、α350バリにマルチアングル液晶が搭載されている、なんちゃってα風サイバーショットではないんです。

あ、前置きはいいですね。実際に開梱してレポートをしていきましょう。

まずは、同梱品を全部開いてみるとこんな感じです。

サイバーショットDSC-H50本体の他にGタイプバッテリー、充電器、花形レンズフード、レンズアダプター、レンズキャップ、ショルダーベルト、専用USB&AVケーブル、リモコン、取説、ソフトウェアCD-ROM類という内容になっています。本体とバッテリー、充電器のみのコンパクトサイバーショットシリーズと違って、レンズフードが付属する点がちょっと目新しいところですね。

この花形レンズフードというのは、レンズに直接光源が入ってしまい、レンズの中で光が乱反射したりして映りに影響するのを抑えます。

画角に直接光源がある場合は効果ありませんが、天気の良い日の運動会などでは効果があるかも。光学15倍ズームレンズというと、サイバーショットとしてはフルパワー状態というか、ビデオカメラに匹敵するくらいの高倍率ズームレンズですので、そういうお子様の行事向けの撮影機会を狙って、というのも多いんでしょうけど、屋外での撮影の時には装着するとよいと思います。

 

装着すると、ものすごい威圧感がありますので、映りがどうこうというよりも、周りの人に「私は本気で撮影をしているんです」的なオーラを出せることは必至です。このスタイルで使えばデジタル一眼レフを使っている人にもひけをとらないことでしょう。

この花形レンズフードは前後逆さまに装着することもできるので、持ち運びの際には多少小さくすることができるんですが、多少です。

屋内撮影や旅行などで荷物になる際は、花形レンズフードはあきらめて普通にコンパクトに使うのがオススメ。なお、今時のサイバーショットとは違ってレンズカバーは内臓していません。撮影する際にはいちいちレンズキャップを取り外す必要があるので、これが面倒と言えば面倒なんですが、このモデルはそういうカメラですから、それはちょっと覚悟をしておいた方がよいと思います。

バッテリーはGタイプレンズなので、サイバーショットDSC-W170、DSC-W300、DSC-T100、DSC-T20、DSC-N1、DSC-N2などと共通になっています。

付属のバッテリーにはインフォリチウム機能という分単位でバッテリー残量を知らせる機能がありませんが、オプションで「NP-FG1」を利用すればバッテリー残量はより正確にわかるようになります。

これ1本で300枚の撮影が可能、となっていますが旅行などに持ち出す予定があるようでしたら1本くらいは予備のバッテリーを持っておくと良いかもしれません。

そして、こんなリモコンが付属するのもDSC-H50の特長かも。

デジタル一眼α700にも同様にリモコンがつきますし、コンパクトサイバーショットの場合もテレビと接続するためのサイバーショットステーションを購入すると、同じタイプの物が付属してきます。

DSC-H50のリモコンには「SHUTTER」というボタンもあり、これでリモコン撮影もできるみたいです。三脚を使って光学15倍ズームを利用しての野鳥撮影などのさいにもシャッターブレを抑えるためのリモコン撮影ができそうです。

なるほど、オールマイティーな使い方ができるように工夫されていますね。

では、DSC-H50の第2のウリどころでもあるマルチアングル液晶モニターも試してみましょう。

マルチアングル液晶というと、デジタル一眼α350がライブビュー機能を搭載して、この春、かなりの話題になりましたが、まさにそれを彷彿させるようなスタイル。プレスリリース時にDSC-H50の写真を見たときは、まさかα350と同じものをつけたのか!?と、思うほどでした。

ハイアングル、ローアングルともに90度までアングルを変更することができる、との事ですが、これを引っ張り出してみると、こんな感じで展開します。

 

 

ファインダー部のしたにちょうつがいがあり、それを引き出すことで上下へのアングルの自由度を上げている感じです。

デジタル一眼レフのライブビューは機構的にかなり目新しいものになっていますが、サイバーショットは元々ライブビューになっています。なので、液晶を見ながらの撮影というのは別に目新しくもないんですが、デジタル一眼レフ的に話をすると、右写真の様に地面にはわせるようなシーンでも液晶を90度上に向かせることでラクラク撮影をすることが可能。

多分、これくらいの範囲で写るだろう、的な経験と勘に頼る撮影をしなくても、ちゃんとしたフレーミングでの撮影が出来るようになります。

また人ごみの後ろから頭越しに撮影をする際にも威力を発揮するほか、塀の上など高いところにあるものを撮影するときも利用ができるし、もっと普通にいうと、花の向いている向きをみて、花を真正面から撮影したいというときにも、このフレキシブルな液晶は利用ができます。

正直言って、そんなにアイデアのない私の場合、あまりデジタル一眼α350でも利用する機会は少ないんですが、人とは違った画角での写真を撮りたい! という時にはこのマルチアングル液晶って、かなり武器になることは間違いありません。

お子さんの写真を撮影するときも子供の目線に落として、腰の位置にカメラを構えて撮影することで、元気な印象の撮影をすることもできるし、マルチアングル液晶が搭載されていることで、撮影できる写真はかなり変わってくるかも。

DSC-H50にはこの液晶モニターの他にビューファインダーも搭載されています。同時には使えず、左肩にある切替スイッチでビューファインダーを使うか、液晶モニターを使うかをトレードオフで選びます。(こういうところもなんかα350に似ています。)

ビューファインダーは光学式ではなくて電子ビューファインダーになっているためこういう仕組みになっています。そこはデジタル一眼とはやはり違う点になりますね。

なので、サイバーショットを使い慣れている方は、この液晶ビューファインダーを使うことはあまりないかも。でも、逆にデジタル一眼レフカメラを使い慣れている人は、この液晶ビューファインダーを使う機会は多いかもしれませんね。

 

では、そろそろ、本題に入りたいと思うんですが、この「DSC-H50」が今までのサイバーショットと違う点、それを説明したいんですが、それはモードダイヤルをみるとわかると思います。

はい、そうなんです。よく見ると、このモードダイヤルに「M」とか「A」「S」という表示があります。

つまり、このサイバーショット「DSC-H50」はマニュアルモードでの撮影の他、A・・・絞り優先モードでの撮影が可能。S・・・シャッタースピード優先モードでの撮影が可能なんです。

従来のサイバーショットにも「M」マニュアルモードを搭載しているモデルはあることはあって、スティックタイプのサイバーショットPシリーズにもマニュアルモードはありました。で、十字キーを使って絞りとシャッタースピードを任意の設定にして使うことができたんですが、絞りだけ変更してシャッタースピードをおまかせで利用したり、逆にシャッタースピードを設定して絞りを自動設定したりってことはコンパクトサイバーショットではできませんでした。

それが、今回のDSC-H50には、まさにデジタル一眼レフカメラと同じノリでこれらの機能が搭載されているんです。この春新発売のDSC-H10にも、この「絞り優先」「シャッタースピード優先」機能は搭載されていません。

しかも、サイバーショットの絞りとか言っても、Pシリーズでは絞り開放と、絞りと2段階だけだったし、新発売のDSC-W300でも3段階だけ。デジタル一眼レフ風に細かい絞り操作はできない感じなんですが、DSC-H50ではこの十字キーの周りにホイールダイヤルが装備されており、これを回転させることで普通に一段ずつの絞り調整ができるようになっています。

これならまさにデジタル一眼レフと同じ操作ができるじゃないですか!!

CCDのサイズが違ったり、レンズの交換が出来なかったり、機構的な部分などもやはりデジタル一眼レフαとは違うんですが、それでもこれらのカメラの仕組みを勉強するために使いたい、ということであれば、かなりこれでデジタル一眼レフチックになってきています。

充分、これならデジタル一眼へのステップアップ用に使えるんじゃないですか?

ちなみに、マニュアルモードの場合はちょっと操作が大変。ホイールダイヤルはひとつしかな上に、ISO感度もホイールダイヤルで操作することになるので、決定キーとホイールダイヤルで行き来して、これら3つの項目をいじっていきます。

でも、マニュアルモードなんて、よほどのプロでもない限り使いません。それよりも写真作品を撮影するときに頻繁に利用するのは「絞り優先」モード。絞りの操作はホイールダイヤル一発で変更ができるので、まさに操作感はデジタル一眼レフαばりです。

ということで、ちょっと試し撮りしてみましょう。


1675704
DSC-H50 絞り優先撮影 1/400秒 F3.5 ISO:100 焦点距離:33.7mm
 

1675705
DSC-H50 絞り優先撮影 1/80秒 F8 ISO:100 焦点距離33.7mm
 

 


1675706
DSC-H50 絞り優先撮影 1/500秒 F4.5 ISO:100 焦点距離:78.0mm
 

1675707
DSC-H50 絞り優先撮影 1/160秒 F8 ISO:100 焦点距離78.0mm
 

絞りというのはレンズを通ってきた光の量を調整する機能。これにより、被写界深度というんですが、ピントがあう範囲を変更することができて、Fの後の数字が小さければ小さいほど背景をぼかすことができるんです。

あまり良い作例ではないというか、被写体と背景の距離があまりないので、大きな差が出ませんでしたが、F値が大きい方がぼけている感じが少なくなるのがわかるでしょうか?(写真をクリックするとSo-net Photoにて、もう少し大きな写真を見ることができます。)

絞りの数値は最大でF8まで。デジタル一眼レフのαの場合は装着するレンズにもよりますがF22などもっと大きな数値にできるのと、数値をF1.4などもっと小さな数値にすることもできます。またボケ方もCCDのサイズが大きい方が大きくぼけるので、より派手に画作りができるのも結局デジタル一眼レフαになってはしまうんですけど、いやいや、これで充分雰囲気が作れますよ。

というか、こうして絞り優先で撮影ができるサイバーショットって今までなかったので、ちょっとボディはでかいものの、このサイバーショットDSC-H50って、また一歩先に進んだモデルになるのかも!

 

 

そして、このDSC-H50にはハンディカムの一部モデルに搭載されている「ナイトショット」機能も搭載されています。

「ナイトショット」というのは人間には見えない赤外線を利用して撮影するモードで、真っ暗闇の中でフラッシュを使わずに明るい写真を撮影することができます。色が付かないため、こうして緑色の映像になってしまいますが、赤ちゃんの寝顔、夜行性の動物、虫などの撮影で威力を発揮。

ちょっと特殊な用途でないと使えませんが、デジタル一眼だけでなく、こうしてハンディカム譲りの機能も搭載しているんです。

 

本家、サイバーショットの機能もしっかり最新機能を搭載しており、顔検出や08年春モデルから登場している「おまかせシーン認識」機能もバッチリ。

そうなんです。デジタル一眼レフみたいに、マニュアルに撮影していくぞ!と、マニュアルモードに挑戦して挫折したときも、こうして最新の誰が撮っても失敗しない、ナイスな機能はちゃんとあります。

DSC-H50はサイバーショットとハンディカムと、デジタル一眼レフカメラの良いとこ取りみたいなモデルになってしまってるんですよ。

 

と、いいとこばかりの話をしていますが、逆にこれは使えないぞ、というところもひとつだけありまして。。。それが連写機能。

DSC-H50には連写機能も搭載されていて、シャッターボタンを押している間はシャッターを連続して切り続けてくれるというものなんですが、この連続シャッターを切っている最中は液晶が真っ暗になってなにも写らないんです。これでは使い物にならないぞ、ということでファインダー撮影に切り替えるんですが、考えてみたらこのモデルはファインダーも液晶表示なんです。そう、ファインダーの方も連続撮影をしているときは何も写らないため、被写体を追うことができません。

三脚に固定して、狙った場所をバシャバシャバシャッと連続で撮影する、という使い方なら問題はないんですが、手持ちではかなり厳しいと思います。ここだけはちょっと注意です。

【追記】

お客様からのご指摘をいただいたのですが、連続シャッターの際は取り始めの1〜2秒ほどは画面が暗くなるのですが、その後は液晶の表示があるそうです。それほど気になるものでもありません、というお声をうかがっています。すでに当店には実機がないため検証ができないのですが、記事内容を一部追記して訂正させていただきます。

 

ということで、ダラダラとDSC-H50の使用感をお伝えしてみたんですが、いかがでしょう?

デジタル一眼レフα350の弟分というとα200があるのですが、α350の子分みたいな感じでの利用はできるかも。

デジタル一眼レフαシリーズのサブカメラとして利用するならよりコンパクトなDSC-T300、DSC-W300、DSC-W170辺りを使った方が同時に持ち運ぶときに荷物にならないので良いと思いますが、αをもっとコンパクトに持ち歩きたい、とかになると、このDSC-H50とかって、かなり候補になるかも!

また、デジタル一眼レフへのステップアップに使ってみる、というのもDSC-H50ならありかもしれません。もっとも、楽しさにはまってしまったら、速攻でデジタル一眼αが欲しくなってしまうとは思うので、やはり買うならデジタル一眼レフαの購入をお勧めしたいんですけどね。(^_^;)

 

ソニースタイルでは本体価格49,800円。3年修理保証ベーシックが無料でついてくるのと、サービス特典でソニーポイント5,000円分のプレゼントも選べます。選べると言えば、ボディカラーもブラック、シルバーの2色から選べるんですよ。αっぽく使うなら、ここはやはりブラックボディかなぁ!!

※2008年10月1日 ソニースタイルで価格変更になり、本体価格は44,800円に値下がりになりました!

5月16日発売となっていますので、間もなくソニースタイルでも受注がスタートする見込み。サイバーショットのステップアップに検討してみてはいかがでしょうか?

 

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