さて、内蔵メモリーにたっぷり撮影してきた映像ですが、これは記録形式はAVCHDファイルというもので記録されています。
従来のテープに記録していたHDVと違い、PCに取り込む際にいったんビデオ再生をしながら等時間かけて取り込む必要などはなく、単にファイルコピーと同じ感覚でPCに映像を取り込んだり、コピーすることができます。
ハイビジョン動画なのでややファイルサイズが大きいのがネックなんですが、もうひとつネックがあります。それが編集の問題。
AVCHDハンディカムが登場したのが06年秋なんですが、当時はまだ編集環境がほとんど揃っていないのと、PCの性能がまだAVCHDに追いついていない感があり、とにかくAVCHDの編集が重い!というイメージがあります。
私もそのままのイメージを引きずっていて、AVCHDファイルを編集するためにはAdobe
Premiereが入っているPCを用意して、すごい時間をかけて作業する必要がある。。。なんて思い込んでいたんですが、今はもっと簡単に編集する方法が用意されているんです。
どういう方法かというと、簡単な話なんですがハンディカム付属の「Picture
Motion Browser」やVAIO付属の「VAIO Contents Exporter」を使うというだけの話です。
「Picture Motion Browser(以下PMB)」はサイバーショット、αユーザーおなじみの画像閲覧ソフト。これでAVCHDファイルの閲覧もできます。で、写真を見るがごとく、このPMBで動画ファイルを開くとそのまま1カットがひとつのファイルとして再生できます。再生画面の状態で「動画編集」とすると、そのまま前後の不要なシーンを削除することができる簡易編集画面になります。
PMBでのAVCHDファイルの再生っていうと、やはりマシンパワーをかなり要求してくるので、すごく動作が重い、と思えがちなんですが、この編集画面の方はそうでもありません。それと、この1年でPCって急速に性能があがっていて、特に09年になってから登場しているVAIOのWindows
Vista 64ビットOS版は安定性もあり、3年前とはまったく違った操作感になっています。
それに気づいたのが先週だったんですけど(^_^;)、気がついてからは「いつか編集しようと思っている動画ファイル」とか、「時間ができたら編集をする予定の動画ファイル」が一気に片付きました。
ビデオの映像って、タイミングが重要でやや前にゆとりを作ったり、後ろにもややゆとりを持って撮影終了したりします。ですが、編集するときはそれが邪魔でまずは必要なシーンに尺を詰めることからやらないと行けないんでけど、それがこのPMBを使うと非常に楽。
テーマパークでの撮影が164ファイル、1時間26分の映像になっていたんですけど、これをPMBで開いて、晩酌をしながら、夜寝る前のちょっとした時間に、お昼の休憩時間に、写真閲覧をするような気分でちょこちょこと不要シーン削除をすると1日でほぼすべて見終わることができました。結果、136ファイル41分10秒まで短くすることができたんです。
(ちなみに動画から静止画を描き出すこともできるので、私の場合、ついでにblog用の写真もここから作ってしまいました。その切り出した写真はこちらのblogでご覧になれます。)
あとはこのファイルを「VAIO Contents Exporter」に読みこませて一つのファイルにしてしまうか、PMBから直接AVCHDディスクに書き出してしまえば、完成です。テーマパークから帰ってきてから2日後の夜には我が家で上映会ができました。
ちょっと覚悟をしてしまうAVCHD編集なんですけど、テロップを入れたいとか音楽を入れたいなどの本格的なことを考えず、とりあえず残して置くことを考えての編集なら、今は超簡単作業でデータを残すことができるんです。
今回はその136ファイル41分10秒の動画をDVD-Rに書き出す「AVCHDディスク」にして持ち帰ろうと思ったんですが。。。ファイルサイズがギリギリアウトの4.9GBになってしまっていました。4.7GB以下なら安いDVD-Rに記録して、ソニーのBDレコーダー、もしくはPS3で再生してしまうところなんですが、うーん、ちょっと急いで自宅で見たいモノですから、ここはBD-RWを使う事にします。
やはりVAIOに付属する「Click to
Disc」を使ってブルーレイディスクに書き出し。他にもついでなので持ち帰りたかった、最近編集したファイルをまとめて記録。追加ファイルがやや多かったので結局ディスク作成に3時間もかけてしまいましたが、これを自宅に持ち帰って40型ブラビアで再生。
うーん、感動しますね。この画質は。
比較しているのがクラス下でしかも1世代前のモデルになるHDR-TG1になってしまうんですが、もともとCMOSセンサーの画素数が違い(TG1は動画有効画素数で143万画素、CX520Vは415万画素。)フルハイビジョンの表示に必要な200万画素があるのはCX520Vの方だけなので、もう何を撮っても何を見ても圧倒的にHDR-CX520Vの方が綺麗だし、情報量も多いんです。
1366×768ドットの小型のハイビジョンテレビなどではこの違いはわかりにくいのかもしれませんが、大型のフルHDパネルで再生するとその差は歴然です。
こういう記録するための機器だといつまでのデータが残りますから、今の再生環境だけを見たら、今のハイビジョンムービーで十分、とか思われるかもしれませんけど、後でテレビをグレードアップしたときに、あららこんなはずじゃなかったのに。。。になってしまうかも。
ということで、もうべた褒め状態炸裂のHDR-CX520Vです。XR520Vシリーズよりも小さく軽く、TG5Vシリーズよりサイズが大きいとは言え、それほど大きく変わらないサイズ、重量でこの圧倒的な高画質感はたまりません。手ブレ補正新アクティブのおかげで撮影することがこんなに楽しくなっちゃうの!?というモデルになっていますし。
で、楽しい話ばかりではなく、デメリットも探してみるんですが。。。えーと、これはCX520Vだけの話ではありませんが、AVCHD録画のハイビジョンハンディカムではテープ記録のDVハンディカム、8ミリハンディカムの時のように録画停止ボタンポチッで録画が止まりません。記録するフォーマットの都合で秒ぴったりの撮影停止ができないんです。
私の場合、大体クセで1カットを8秒前後で撮影するんですが、今回のCX520Vではほとんどのファイルが9秒撮影になっていました。これは8.2秒で録画停止を押しても整数秒まで記録ファイルを作ってしまう、というクセみたいなものがあるようで、ちょっと余計に録画がされるんです。
なので、PMBで録画ファイルをチェックすると多くのシーンで最後の映像が流れている様な画になっていました。そう、自分で撮影停止にした瞬間にカメラを動かしてしまっているんですが、実際にはまだ撮影をしていることが多いんです。AVCHDハンディカムの場合は、録画停止にした後も1秒くらいはそのままジッとしておいた方が良いようです。
それと液晶パネルの表示なんですが、録画開始&停止とズームボタンが表示されているという話をしました。直接タッチすることでカメラ操作ができるのは便利なんですが、それと引き替えに液晶にいつもだったら表示されている、残り撮影時間とかバッテリー残量などが常時表示にならなくなっています。
画面にタッチするとそれらの情報が表示されるので、これも慣れてしまえば問題はなくなるんですが、最初のウチはこれもちょっと気になるかも。
あとはシンプルモードが無くなっているそうですが、一度ハンディカムを使っている人であればシンプルモードは必要ないでしょうねぇ。
ライバル機種と比較検討するならHDDモデルのXR520Vシリーズが挙げられると思います。こちらのシリーズにはHDD最大240GB搭載モデルがあり、これだと最高画質のFHモードで約29時間10分。長時間LPモードにするとハイビジョンで101時間の録画ができるそうです。
101時間の動画ファイルって。。。普通の人だったらこれ、買い換えるまでHDD容量っていっぱいにならないんじゃないか?という容量で、さすがにコレと比較すると内蔵64GBとか32GBメモリーもかすんでしまいそうです。
それと、これが重要なんですが搭載している液晶モニターがXR520Vでは高解像度の92.1万ドットなんですが、CX520Vは23万ドットになっています。色再現性はクリアフォト液晶プラスで、バッチリ広色域でのモニターができるんですけど、液晶モニターの解像度はどうにもなりません。
XR520Vシリーズに負けてしまうのは容量と液晶解像度くらいかなぁ。。。
ということで、私のお薦めはHDR-CX500Vとワイドコンバージョンレンズ、そしてシューティンググリップの3製品のセット購入です。
それとバッテリーは本体内充電よりも専用充電機があった方が便利です。予備バッテリーの購入と同時にアクセサリーキット「ACC-TCH7」を一緒に用意するのもオススメです。