さて、そんなハイスペックなミラーレス一眼「NEX-5/NEX-3」ですが、ターゲットにしているのは初心者の方。ソニーさんの調査によると潜在的なデジタル一眼レフのユーザーさんというのはコンパクトデジカメユーザーさんのうちの3割くらいはいらっしゃるんだそうで、そんな方達にも使ってもらえるカメラにしたかったとのこと。
で、そんな工夫が一番込められているのがオートモードだと思います。
デジタル一眼と言うと難しそうに思えますが、皆さん、最初はオートモードで使うところから始めています。オートモードで使っている分にはデジタル一眼αも大きなサイバーショットみたいに使えるので簡単に撮影ができるんですが、では、デジタル一眼っぽい写真を撮ってみよう、あの被写体がびしっとピントがあっているのに背景はふわっとぼけのある写真。
そんな写真を撮ろうとすると急に「絞り」と「シャッタースピード」と「被写界深度」の話を勉強しなくてはいけなくなるんです。まさに最初の壁がすぐにやってくる状態なんですが、考えましたねぇ。
「NEX-5/NEX-3」ではオートモードの時にダイヤルを回すと液晶画面右枠に半円状の弧が表示されて上には「くっきり」、下には「ぼかす」という表示が出ます。これ、何をしているのかというと、わかる人にはわかると思うんですが、絞りをいじってくれているんです。
絞りをどうすれば背景がぼけるんだ?というのを考えるよりもワンクッション、カメラの方が飛び越えてくれて、ここに「くっきり」撮りたいのか「ぼかす」効果が欲しいのかで直接わかりやすいイメージで表示してくれているわけです。
試してみたところ、他の撮影モードではこれは出てきません。オートモードだけの機能。そういえば、今までのαでオートモードで絞りを変えてくれる機能はなかったので、これ初めての機能です。なるほど、オートモードから絞り優先モードでの撮影の以降の最初のステップというか、その間にわかりやすい階段を用意してくれるとは。。。
それと撮影時の液晶画面の右側には十字キーを兼ねる大きなダイヤルスイッチの他に、上下にボタンがひとつずつついているんです。モードによってこの上下のボタンの役割が変わるんですが液晶表示で、今、なんの役割を担っているのかはいつでもわかるようになっています。
少ないボタンにたくさんの機能を割り当てられると、それを覚えるのが大変なことになるんですが、こういうインフォメーションの仕方なら使っているウチに覚えることができそう。
で、通常の撮影時にいつも表示されるのが下ボタンに割り当てられている「撮影アドバイス」というもの。これがガイドブック機能になっているらしく、プチッと押してみると、さながら「できる一眼レフ」風のガイドブック調の説明文なんです。
聞けば全部で75枚以上のパターンが収録されているそうで、そのときに撮影しているモードに応じて関連のあるガイドを表示させる様にしているという話でした。
なんか、これもわかる気がするというか、ガイドブックとか家で読んで勉強してもいざ現場に行くと全部すっ飛んでしまって、結局やろうと思っていたことができなかった、なんてのはしょっちゅうなんです。
なので、私の場合は試してみたいこと、撮ってみたいカットがあったら必ずプリントして持ち歩くようにして、現場で一通り撮り終わった時にそのプリントを見て、やり残したことがないか、撮影のヒントがないかをチェックするんです。
そのノリで、写真遠足に行っているときに撮影現場でこういうヒントを読めると絶対に役に立つんですよ。バッテリーの持ちが心配だったりしますが(^_^;)そこは予備バッテリーを用意しておけば、ね。
なんか、自分のデジタル一眼レフ歴を振り返ったときに、通ってきた道がすべて「NEX-5/NEX-3」に詰め込まれている様な気がします。