「MDR-DS7000」のパッケージはVAIO
type
Tほどのサイズのちょっと大きめの箱になりまが、ヘッドホンがまるまる入っているほか、送信部になるプロセッサーなども同梱されているので、これくらいのサイズにはなります。
開梱するとヘッドホン本体の他、高さ4cm、15cm四方のプロセッサー部が出てきます。他に光角形デジタルケーブルが1本、ACアダプターが同じモノが2つ、スタンドが1台、説明書が2冊という内容。
プロセッサーはよく見ると光デジタル入力が2系統あるのと、同様に出力も2系統搭載。これも周辺機器との接続を考えられていて、ホームシアターシステムをすでに組んでいる場合でも、スループット端子を搭載しているレシーバー部ならDVDプレーヤーとAVマルチアンプの間に挟み込むことができるようになっています。
従来機種では光デジタル端子は1系統しかなったんですが、2系統搭載しているのもDS7000が初になりますね。これでブルーレイレコーダーとPS3など2台のプレーヤーを同時に接続することが出来る上、あとはテレビからのアナログ音声出力を接続すると、3系統の音が切り替えられるようになります。
設置は非常にシンプルで、DVDプレーヤー、ブルーレイレコーダー、PS3などの光角形デジタル端子とプロセッサーのデジタル端子を付属の光ケーブルでつなぎ、あとはプロセッサーをACアダプターにつないでコンセントにつなぐだけ。
ヘッドホンの充電はACアダプターにつなぐだけなんですが、充電クレードルがないので、そのままテーブルの上に置くだけかと思いきや、ちゃんとヘッドホンスタンドは付属しているんですね。半円筒形のスタンドが付属するので、ここにヘッドホンを載せて、ACジャックに自分でコネクターを挿すことで充電がスタートします。
充電クレードルを利用するDS4000の場合、ヘッドホンの下部に充電金具があるんですが、これが意外と端子にはめるのが難しかったりしてちゃんと充電がされているかどうか、クレードルに置いた後に目で確認する必要があったんですが、DS7000のこの方法の方が確実に充電はできるようです。
充電をしながら、この間にプレーヤー側の音声出力の設定を行います。接続するプレーヤーの機種によって設定方法が違ってくるんですが、光デジタル音声出力の設定項目を見つけてドルビーデジタル、dts、AAC音声が出力されるようになっていればOK。機種によっては初期状態でPCM出力になっている場合がありますが、そのままではちゃんとしたサラウンド出力にはなりません。光デジタル出力でしっかりサラウンド音声信号が出力されるように設定しましょう。
スゴ録、ブルーレイレコーダーなどですとHDMI、光デジタル、RCA音声端子から同時に音声出力ができるので普段はテレビのスピーカー、深夜だけサラウンドヘッドホン使用というのもテレビのボリュームだけで調整ができます。
PS3の場合はちょっとやっかいで、HDMI、光デジタル、AVマルチの3種類から選ぶことになるんですが、光デジタルを選択するとHDMIで接続したテレビのスピーカーからは音声が出なくなってしまいます。PS3は選択した1系統しか音声が出ないためで、これはPS3側の仕様によるもの。PS3の場合は出力先を変更するたびに本体設定を切り替える必要があるようです。と、セッティングが終わったところで、とにかく音を出してみましょう。プロセッサー側にメインスイッチがあるので、これを押し込んで本体の電源を入れます。
ヘッドホン側はスイッチで電源が入るのではなく、ヘッドホンをかけることでアジャスター部にテンションがかかり、それで自動で電源が入る仕組みになっています。私が開梱したモデルは特に設定とかの必要もなく、これだけでプロセッサーとヘッドホンが認識されて音が鳴りました。
プレーヤーの音声出力設定だけ気を付ければ、これだけで使用準備は完了です。
プロセッサーには電源ボタンの他に、エフェクト、インプットの切り替えボタンがあり、インプットでは3系統の入力切り替えを。エフェクトでは、ノーマル、シネマ、ゲームのサラウンドモードの切り替えを行います。
ノーマルは入力された音声フォーマットをそのまま鳴らしてくれるモード。ドルビーデジタルでもドルデジEXでも、DTSでもDTS-ESでも、AACでも2chPCMステレオでもそのままの音声を鳴らしてくれるので、普段はこのままでOK。
※
ノーマルモードは2chにダウンミックスして通常のステレオ音声として慣らすモードになります。お客様からのご指摘で判明しました。お詫びして訂正いたします。
より広がりが欲しい!! 2chステレオソースなんだけど、これをサラウンドで楽しみたい!と言うときにはエフェクトボタンでシネマ、ゲームを選択。従来モデルではシネマとミュージックとなっていましたが、ミュージックモードがなくなってゲームモードになったんですね。
で、ここで初めて気がついたんですがこのMDR-DS7000ではヘッドホン側にもインプットとエフェクトのボタンがついています。MDR-DS4000など、赤外線の光伝送では、一方的に信号を出す側と受ける側の関係でしかなかったんですが、DS7000ではデジタル無線通信になり、双方向の通信ができるようになっているんです。
試してみるとヘッドホン使用中にインプットを押せば入力端子が変更になるし、エフェクトを押せばサラウンドモードも変更されます。これらのボタンはヘッドホン右側のハウジングに搭載されていて、左側にはプロセッサーの電源ボタンも搭載。使い終わったところでプロセッサーの電源を落とすこともできます。
ボリュームダイヤルしかなかったDS4000から比べると、もうこれだけでも3000円分以上の価値がありそうです。
プロセッサー部の前面パネルにはDTS、ドルビーデジタル、ドルビーPL2x、AACの表示があり、入力された音声フォーマットの状態がここで確認できるようになっています。プレーヤー側の音声出力でDTSやドルビーデジタルの信号が間違いなく出ていれば、ここでDTS、ドルビーデジタルにランプが点るはず。デジタル放送のAACサラウンドならば、MPEG-2
AACにランプが点きます。
ランプが点っていない場合はサラウンド信号ではないPCM音声が入ってきている可能性があるので、再度接続チェックとなります。
これらがMDR-DS7000の基本的な使い方。
そういえば説明書が2冊入っていましたが、これをちょっと読んでみましょう。
実はこれもちょっと新しい試みというか、変わった点があるんです。