当店の無料メールニュース で紹介したソニーの「VAIO」
を使ったAVCHD編集のレビューレポートを掲載します。ソニースタイルでのVAIOオーナーメードモデル購入を検討中の方の参考になれば幸いです。(2010年2月24日
配信号より)
こんにちは! 店員佐藤です。今年発売になったサイバーショット「DSC-TX7」にAVCHD動画撮影機能が搭載され、にわかにAVCHD動画撮影ブームに私がはまっています。なんでもかんでも写真に撮っていたところが、写真のついでに動画もね! しかもハイビジョン!ってノリでちょっとずつ撮っては遊んでいます。
そういえば今年2月にアメリカ・アナハイムで開催されている映像ショーのPMA 2010にて、新型αシリーズの参考出品がありニュースになっています。
ミラーレス機、エントリー機、そしてミッドレンジ機と3機種の新型αが発表になっているんですが、どれもAVCHDでの動画録画機能を搭載。2年ほど前にハンディカムの主力マシンがAVCHDになった瞬間を見て、これがAVCHD元年だな、とか思っていたんですが、もしかすると今年は第2のAVCHDブレイクの年になるのかも。
で、AVCHDの動画撮影ですが、ひとたび編集しようとすると急に面倒になってしまいます。
単なるカット編集くらいであればサイバーショットやVAIOに付属のPMBを使ってちょんちょんと切って行けば良いのですが、テロップを入れたい!ってなると、Adobe
Premiereを使って、VAIO Edit Compornentsを使って。。。と、急に腰が重くなってしまって。
ま、それでもやらなくちゃな、ということで、雲取山の冬山登山から帰ってきて筋肉痛でなにも身動きができない状態のときに、blogレポートを書きつつ、新型VAIO
SノートにソフトをインストールしてAVCHD編集の準備を始めたんですが。。。
な、なに!? 今、VAIOってこんなに手軽に編集ができるようになっているのか!? しかもレンダリング速度が爆発的に速いんですけど!?
なんせ、09年秋モデルのVAIO Aシリーズフルスイングモデルよりも、今回新発売のCore i7搭載のモバイルノートVAIO
Sシリーズの方が高速なレンダリングをするんです。
一体、VAIOになにが起こっているんでしょう!?
今回はたまたまなんですが、手元にあった新型モバイルノートVAIO Sシリーズを使って、いろいろ試してみました。
最新のVAIOによるAVCHD編集事情をレポートしたいと思います。
ハイビジョン動画の編集はHDVハンディカムが登場した当時から挑戦をしています。昔からVAIOを使っている方ならご存じの通り「VAIO Edit
Components」というAdobe Premiereのプラグインソフトを使って編集を行うのが従来からの方法です。
PCの性能がハイビジョン動画を扱うのにはまだまだパワー不足ということもあり、HDVよりもさらに圧縮率の高いAVCHDが登場した当時は、比較的高速処理のできるPCを使っても実時間の10倍程度がかかってしまい、わずか15分程度の動画の編集でも書き出しに一晩かかったりするのがざらでした。
単なるカット編集程度であれば良いのですがテロップを入れるとなると、膨大な計算が発生してしまうんです。
06.9.27「AVCHDの編集に挑戦!」
登場したばかりのAVCHDフォーマット。Adobe PremiereがインストールされていないVAIOで、AVCHD編集をしたい場合、何をそろえればよいのかを体験してみました。Adobe
Premiere Elements 2.0の購入から話はスタートです
AVCHD編集はとにかく重い、時間がかかる、というイメージでいたんですが、ここ数年、私が個人的にデジタル一眼レフαにはまってしまったこともあって、あまりビデオの編集作業を積極的に行っていませんでした。
その間に「VAIO Edit Compornents」というソフトウェアが09年春に販売終了。Adobe Premiereを後から購入したVAIOユーザーさん向けにソニースタイルで販売されていたプラグインソフトの販売がなんと終了してしまったんです。
これでVAIOにバンドルされている状態でしか「VAIO Edit Components」は手に入らなくなってしまったわけで、ますますAVCHD編集ってやりにくくなってしまうのでは? いや、もしかしたら
「ベガスムービースタジオ」というアメリカ・ソニーで販売している別の編集ソフトが新しくメジャーなハイビジョン編集ソフトウェアになるのかな?とか、思っていたんですが、どうやらそうではないみたいなんです。
ことの顛末を最初からお話しすると。。。
2月6〜7日の2日間をかけて東京都の最高峰、雲取山へ入ってきました。サイバーショットのDSC-TX7とDSC-HX5Vを持って冬山登山。世界初、サイバーショットでフルHD解像度のAVCHDを撮れるとのことですが、確かに動画撮影がしやすいので、今回は写真もそれなりにたくさん残っているんですが、動画もかなりたくさん手元に残りました。
なんせ、写真を撮って、そのついでに動画撮影ボタンをポチッと押すだけでハイビジョン動画が撮れますから。画質うんぬん以前に、これなら動画素材って相当貯まるぞ、と。
で、帰ってきてから人生最大の筋肉痛と闘いつつ、blogレポート用に記事編集を開始。その傍らにモバイルノートのVAIO
Sがあるので、これで動画編集をしてみるか、と、準備を始めます。
ご存じの方も多いと思うんですが2010年春モデルのVAIOには「Adobe Premiere Elements 8」と「Adobe
Photoshop Elements 8」という動画編集、写真編集ソフトの大定番ソフトの最新版の体験版が最初から入っているんです。
お試し版ですので30日間しか使えない、Premiereの場合は書き出した動画に体験版の文字が入ってしまうなどの制限があるんですが、やれることは製品版と一緒。よし、では、今回はVAIO
Sのレビューも兼ねて、これを使ってみるか!
と、いうことで簡単に編集を始めます。
1366×768ドットのVAIO SディスプレイでのPremiere Elements 8の編集画面です。
タイムラインに2本分のビデオしか出せないのが厳しいんですが編集作業はなんとかできる感じ。
編集といっても簡単なカット編集だけ。使えそうなシーンを見つけては余計な部分、前後のシーンをカットしてそれを単につないでいきます。
やっていて気がついたんですが、以前のAdobe
Premiere Elements 3とかの時と違って、現行のElements
8では勝手にバックグランドでレンダリングをするようになっているみたいです。右下のバーが表示されて、素材一つ一つをレンダリングしていて、それをしながら編集作業をしていきます。
昔のVAIO Edit
Componentsのやっていたプロキシ編集をPremiere自体が行うようになったみたいです。なんだ、これだったら「VAIO Edit
Components」とかインストールする必要はなさそうだな。と、思っていたんですが、そうは問屋は卸してくれませんでした。
結論からいうと、そのまま完成したPremiere Elements からの書き出しファイルがPMBで認識されないんです。AVCHD編集で
書き出すMPEG-4動画ファイルまでは作れるんですが、画像管理ソフトPMB
VAIO EditionはどうやらソニーフォーマットのAVCHDでないと認識をしてくれないみたいで、書き出した後のファイルの処理に困っていまうことが判明。
動画ファイルってこうしたフォーマットの微妙な違いで読める読めないが出てきてしまうと、私みたいな素人には手に負えなくなってきてしまいます。
うーん、これは困ったぞ。と、いうところでVAIOの製品情報ページを見るとすばらしい案内が掲載されていました。
あ、あった! ありました!! 販売がおわったはずの「VAIO Edit Components」の最新版が!
以前はVAIOにプレインストールされているか(Adobe
Premiereがプレインストールされていると同時についてきました)、もしくはソニースタイルで5,985円も出して購入するしかなかったものが、なんと現在は無料で配布されているんです。
VAIOにAdobe Premiere Elements 8(もしくはPro
CS4)をインストールしてから、上記のダウンロードページで「VAIO Edit Components
Ver.7.2」をダウンロード。それをインストールするだけで今は無料で「VAIO Edit
Components」が使えちゃうんです。これはお得だ!
ということで、ここでAdobeさんの「Premiere Elements 8」をAdobeオンライン
ショップで即購入、正式版アップグレードして使い始めてしまいました。
こんなことだったら、自宅のVAIO Fも最初からソニースタイルでプレインストールしてもらってから買えば良かったです。
「VAIO Edit
Components」を使うことのメリットは主に2つ。プロキシファイル作成による高速編集と、ソニーフォーマットでのファイル書き出しができる点。
プロキシファイルというのは、AVCHDの元素材を使って編集作業をするとものすごい負荷がPCにかかってしまうため、ダミーの軽いファイルを作って編集作業をするもの。以前のバージョンではまったくプロキシファイルの存在を意識することなく、起動さえしていれば勝手に裏でプロキシファイル作成とかをやってくれていたんですが、現在のVer.7.2ではそれが手動になってしまいました。
これはおそらくPremiere Elements 8自体に同様の機能が搭載されてしまったからなんでしょう。手動でPremiere Elements
8のソフトに元々入っているプロキシファイル作成機能をストップさせて、自分でVAIO Edit Componentsに編集素材をドラッグする必要があります。
AVCHD編集をやったことのない方にはなんの話かわからないと思うんですが、大丈夫です。以前はCD-ROMで付属していた編集作業のレッスンコンテンツがこれもWEB上に公開されているんです。
レッスン用の素材なども用意されていて、このレッスンを全部行うのに、おそらく3時間くらいかかると思うんですが、それをやってしまえば、ビデオ編集の基礎以上のものが簡単に身につきます。私もこれで編集のやり方を覚えました。
そして「VAIO
Edit Components」を使うことのメリットの2つめがソニーのファイル形式での書き出しができる点。
素材撮影に使ったハンディカム、サイバーショットと同じフォーマットでのファイル書き出しが「VAIO Edit
Components」を使うことで可能になります。
できそうで、できないことなんですが、ハンディカムのAVCHD撮影フォーマットでの書き出しってPremiereだけではできないんです。
Premiere Elements 8 with VAIO Edit
Componentsのお気に入りの点がこのソニーファイルでの書き出しができるという事なんですが、動画共有サイトYoutubeへのアップロード形式での書き出しも可能。YoutubeのログインIDとパスワードを入れれば、1920解像度のハイビジョン映像を10分までの長さであれば、そのままアップロードしてくれるんです。
で、そのままアップロードした動画ファイルがこちらの映像になります。
☆ Youtube「雲取山登山」
blogレポートを書きながらのついでのインストール&編集作業だったんですが、なぜかblogレポートを書き終えた時にはこちらの動画のアップロードも終わっていて、ほぼ同時にblogで紹介をすることができました。
最新のVAIOを使ってのAVCHD編集。。。もしかしてすごい速いかも!!
で、せっかくこうして正式版を購入しているんです。これ、ちょっとまじめにスピードを検証してみようかな?ということで、モバイルノートのVAIO
Sシリーズと、09年秋モデルでお借りしているVAIO type Aとのレンダリング比較をしてみました。
比較に使ったのはこちらのムービーです。たった32秒のものになります。
☆ Youtube「手作り生キャラメル」
単純にAVCHD
17Mbpsの映像を8秒で区切って4シーンをくっつけてテロップを載せています。これのレンダリング時間を計ったのが下記のデータになります
VAIO Aシリーズ
(09年秋 モデル Windows
7搭載モデル)
Core 2 Duo T9900(3.06GHz )
+NVIDIA Geforce 9300M GT GPU
VAIO Sシリーズ
(10年春 モデル Windows
7搭載モデル)
Core-i7-620M(2.66GHz )
+NVIDIA Geforce 310M
VAIO A
VAIO S
標準レンダリング
6分 9秒
5分12秒
高速レンダリング
3分23秒
3分 5秒
CUDAレンダリング
2分12秒
2分 3秒
まずは比較して驚いてしまうんですが、09年秋の時点では最強モデルをうたっていたVAIO type Aなのに、すでにエントリー層向けのVAIO
Sに大差をつけて負けてしまっているんです! type AよりもモバイルタイプのSシリーズの方が処理速度が速いって。。。インテルのCore iプロセッサーの力恐るべしです。
それと、もうひとつ。標準、高速、cudaと3つのレンダリング方法があるんですが、これ、なにかというと、これも「VAIO Edit
Components」の機能のひとつなんです。
書き出し設定を行う際に解像度、音のチャンネル数などを設定していくんですがエンコード設定というところで、レンダリングする方法を設定することができます。
「標準」というのは通常利用する項目。もっとも時間がかかり、これは計算処理をCPUだけで行っていきます。「高速」というのは計算をある程度間引くようでシーンの変わり目などで粗が出ることがあるとのこと。あまりおすすめしないけど、計算処理を速く済ませる必要があるときに利用するもののようです。
で、これ以外に「ハードウェアエンコード(非スマートレンダリング)」というものがある機種があります。これはVAIO Lシリーズなどで「VAIO
AVCトランスコード」という機能を搭載したモデルで利用できる機能。非スマートレンダリングとなっているので、テロップもなくビットレート変更もなく計算処理が必要なくても全部レンダリングをするんですが、それでもプロセッサーに負荷をかけず、専用のチップでレンダリングを行います。これが結構、効き目あるんですよ、というのがVista時代の話。
これにさらに「GPU(NVIDIA CUDA)エンコード」というものが「VAIO Edit Components
Ver.7.2」で新登場。これはWindows
7になってから利用できるようになった機能なんですけど、NVIDIAの外付けグラフィックボードを搭載しているモデルで、グラフィック用のチップを使ってエンコードをさせてしまうという方法。これが猛烈に速いらしい、という話はソニースタイルさんの勉強会でうかがっていたんですが、確かにVAIO
type Aと、VAIO Sシリーズで試してみても、猛烈な速さを見せてくれています。
なんせVAIO type Aではプロセッサー標準の3倍近い速度でレンダリングをしてくれているんです。実時間の10倍以上かかるAVCHDレンダリングですが、それが実時間の4倍で計算してくれるって。。。これ、ものすごいパワーかも!
で、VAIO LシリーズとかでAVCトランスコーダーで計算するのとどっちが速いの?というのも気になりますね。はい、試して見ました。結果はこちら。
VAIO Lシリーズ
(09年秋 モデル Windows
7搭載モデル)
Core 2 Quad Q9550S(2.83GHz )
+NVIDIA Geforce 240M
VAIO L
標準レンダリング
4分53秒
高速レンダリング
3分14秒
AVCトランスコーダ
レンダリング
2分59秒
CUDAレンダリング
1分41秒
さすがクアッドコアプロセッサーです。VAIO AやVAIO
Sシリーズよりもさらに高速処理をしてくれていますが、驚くのはそこではないですね。NVIDIAのグラフィックチップを使ったCUDAでのレンダリングがこんなずば抜けて速いというか、これ、実時間の3倍程度で済んでしまっているんです。
すごい威力。。。これはたまりません。
元素材はサイバーショットで撮影したAVCHD動画とはいえ、ビットレートは17Mbpsもあるんです。昨年までのハンディカムの最高画質を超えるビットレートでそれで処理がこんなに速いんです。
2008年から2009年にかけてのWindows
Vista時代に、重たいOSをサクサク動かすためか、PCのパフォーマンスってこの2年で劇的に進化しているんですが、そのおかげもあって、さらにWindows
7の登場でCUDAが使える様になって、見違えるようなAVCHDレンダリング環境になっていることを思い知りました。
これだけ高速にレンダリングできるならVAIO Sシリーズでも十分、AVCHD編集ができるぞ! モバイル環境でAVCHD編集が完璧にできる時代が来た!と、言いたいところなんですが。。。実はそうでもなかったりして。。。
というのもVAIO
Sでの今回の編集。単なるカット編集が多く、あとは最後にテロップをかぶせただけなので、ちょっと工夫すればなんとかなったんですが、ワークエリアが狭くて
本格的な編集にはやや難しかしそう。(^_^;)
計算処理はともかく、はやり編集作業をするには1366×768ドットでは解像度が足りないです。最低1600×900、できればフルHDの1920×1080ドットは欲しいんですよね。
と、すると。。。あ、ありましたね、そんなノートブックが。2010年VAIO春モデル第2弾で登場した「VAIO
Zシリーズ」です。液晶解像度1920×1080ドットが選べる上、搭載されるNVIDIAのグラフィックチップもSノートやLシリーズよりもさらに上のGeforce
330Mが搭載されているんです。デスクトップマシンよりも動作の速いモバイルノートが出ちゃいましたからね。
設定の仕方がわからないというか、初めての方だとVAIO Edit Componentsの存在すら気がつかずに困ってしまうAVCHD編集。このメルマガを読み終えたあなたなら、もうこれでスムーズにAVCHD編集ができるはずです。
今年の大きなムーブメントになっているAVCHDの動画編集。快適に編集作業が楽しめる、当店おすすめのVAIOは下記のモデルになります。
東京・四谷の当店スタジオでは常時、ソニースタイルのVAIOのご購入相談をお受けしております。当店店頭からソニースタイルへご注文いただければVAIOプラスワンキャンペーン特典付きで購入いただき、またご成約記念品のプレゼントも用意しております。
店頭には実機も展示しておりますので、どうぞお気軽にご来店ください!
ソニースタイルでのVAIOご購入の際は、当店店頭も是非ご利用ください。
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