
店員コラム「VAIOでDVDを作ってみよう!」
〜 一歩進んだDVDビデオ作成がVAIOならできる 〜
店員佐藤のコラムです。2005年最初の記事はVAIOで作るDVDビデオ。「おまかせまる録」で録り貯めたテレビ番組をいろいろな方法でDVDにしてみました!(2005.1.7掲載)

こんにちは、店員佐藤です。2005年最初の記事掲載ですが、今回は私がお正月に毎日試していたVAIOで作るDVDビデオ作成のレポートです。前からそうですがVAIOにはいくつものDVDビデオの作成方法があるんです。VAIO純正ソフトである「Do
VAIO」の機能を試しつつ、VAIOソフトウェアセレクションで購入した「TMPGEnc」というソフトでのDVD作成も試してみました。
VAIOに搭載されているテレビ機能をより楽しむためにはどんなDVDの作成方法があるのか、誌上体験でお楽しみください!
■簡単さなら一番!「Do VAIO」でDVD作成
昨年秋に購入した「VAIO type M」。サブウーファー内蔵のコンパクトデスクトップパソコンということで、なにも外付けパーツをつけずに低音までしっかり音楽を楽しめて、テレビも映る、当然それを録画することもできて、DVDビデオに記録することまでできてしまいます。
まさに1台でミュージックコンポとテレビとDVDレコーダーを一緒にまとめてしまったような感じで、さらにパソコンとして使うこともできる、というなんかやけにオトクな感じのVAIO。ソニースタイルで限定販売されたPentium
4搭載モデルなので、パソコンとして操作してもなんにもストレスがなく動き、大満足しています。

VAIO type M「VGC-M70/W」のレビュー記事はこちら
まだ、搭載されている機能の全部を使いこなしている、という感じではないんですが、2005年のお正月を利用して録り貯めたテレビ番組の整理について、挑戦してみました。
2004年秋モデルのテレビ録画機能搭載のVAIOモデルから「スゴ録」や「コクーン」でおなじみの「おまかせ・まる録」機能が使えるようになっていて、私も購入時に設定をしてから約2ヶ月、結構希望通りの録画を自動でしてくれるので助かっています。
VAIOに搭載された「おまかせ・まる録」はスゴ録などと違い、データはインターネットサイト「テレビ王国」から取得します。なので、設定はスゴ録ほど簡単ではないのですが、オススメの番組を教えてくれるリコメンド機能などスゴ録以上に便利なところがあるのも嬉しいですね。

「おまかせ・まる録」のレビュー記事はこちら
「VGN-E71B/G」でレビューをしています。
年末に録り貯められた番組をズラッと並べてみてみると。。。うーん、私好みにテレビ録画がジャンジャンされています。映画なんかは片っ端から録画してくれている感じだし、私の好きな俳優さんの出演しているドラマとかも何の操作もしていないのに、連続で録画されているのを見ると、さすがVAIO!って頬ずりしたくなってしまいます。
で、おお!と思ったのが、12月に3回に分けて放送された「白い巨塔」の総集編。そうそう、これは一昨年の秋から半年にかけて2クールで放送されたフジテレビの開局記念番組なんですよね。これ好きだったんですよ。
さすがに20回以上の全放送を録画することは出来ませんでしたが、2時間枠にまとめられて、それが3回。まさにDVDコレクションしてください!と言わんばかりの再放送です。
これはDVDにしなければいけません!!
で、どうするかなんですが、縦横ピッピのスクロールで操作ができる「Do VAIO」にはメニューの中に「DVDへの書き込み」というのが最初から用意されているんです。一番簡単な方法はコレです。
せっかくVAIOを持っているのに試したことのない機能があるなんてもったいないですしね。挑戦、挑戦と。
操作は本当に簡単で、何も記録されていない「DVD-R」ディスクをtype Mのドライブに入れてメニューからDVD作成を選ぶだけ。めちゃくちゃ簡単でした。

DVD作成のボタンを押したところ。ソフトの起動に
ちょっと時間がかかってしまうところは、あともう一歩って感じですかね?

書き込む番組を選びます。ディスクに書き込める量なのかどうかは
即時判断されます。大体標準画質の2時間番組1本が1枚に入る容量。

容量を超えた番組を指定してもちゃんと注意してくれます。

書き出したい番組の指定が終わったら「DVD作成開始」の
ボタンを押すだけ。2時間番組で3.9GBをDVD-Rの4.7GBに書き出すそうです。

あとは全自動でDVDに書き込むところまでやってくれます。
終了後はもう1枚作成するかどうか聞いてきてくれますので
友達にプレゼントしてあげるとかの場合も簡単に作ってあげられますね。
「Do VAIO」では録画時に画質を決めます。高画質モードで8Mbps、標準画質だと4Mbpsでそれぞれ目安として8MbpsでDVD-R1枚に約1時間程度、4Mbpsの場合は約2時間程度の記録が可能。なので、あとからDVDビデオにする予定があるのなら1枚のDVD-Rに書き出せるように録画モードを設定しておくとよいんです。
「白い巨塔」は自動録画で録画しました。自動録画の場合は4Mbpsに設定しておいたのですが、こうして1章を1枚のDVDにするならちょうど良かったわけです。
でも、出来上がったDVDビデオですが、コマーシャルがそのまま入っているんですよねぇ。友達に「録画し忘れたから録ってあるんだったら見せて!」とか言われてハイハイと作ってあげるんだったらこのままでも良いのですが、コレクションとして保存しておくんだったら、せめてコマーシャルカットしたいですね。
そこで、今度はコマーシャルカットに挑戦してみましょう。
■「Click to DVD」でコマーシャルカットをして作ってみよう!
さぁ、続いては一歩先を行って「コマーシャルカット」に挑戦。ソフトウェアとしては「Click to DVD」というソフトウェアを使います。この「Click to
DVD」はDVハンディカムの映像を取り込んでそれをDVDにするソフトみたいに思っていたのですが、録画したテレビ番組の編集などにも使えるんです。
最初にちょっとした工夫が必要なんですが、まず「Click to DVD」の起動前に「Do VAIO」の方で、編集したい番組の放送日時とチャンネルを覚えておきます。えーと白い巨塔は12月17日の21時から8チャンネル。。と。。。
それを頭にメモしたら「Click to DVD」を起動。ビデオを取り込む画面になりますので、ここで「ファイルを読み込む」とします。「VAIO type
M」ではDドライブの中に「VAIO Entartainment」というフォルダがありますので、その中から「20041217-210000-8ch.mpg」というファイルを選択。
ファイル名が放送日時とチャンネル名になっていますので、割と簡単に探すことができます。これで録画された番組が「Click to DVD」に読み込めたわけですね。

読み込みが終わったら、次はお待ちかねの編集モードです。これもやり方は簡単にできています。長い長い2時間に及びムービーファイルをあちこちブツブツ切っていって、いらないシーンを削除していくことになります。
あちこちブツブツ切っていくと言っても、ただやみくもに切るわけではなく、この場合はコマーシャルとドラマの変わり目にはさみを入れていくんですね。はさみを入れると10分毎に切られているチャプターがドンドン増えていく感じ。それでコマーシャルだけのチャプターをザクザク切っていくわけです。

これが編集画面。再生、早送り、巻き戻しとコマ送りでシーンの変わり目を
探しては分割していくことになります。ちょっと操作が面倒ですがやってることは簡単。

イメージ的にはこんな作業を繰り返していきます。
編集点を探していくのがちょっと大変なんですが、これでコマーシャル毎にチャプターを打っていくことも同時にできます。これでムービー編集が終わったら、完成まであともう一歩。
Do VAIOからの書き出しだけではメニュー画面とかが作れませんでしたが、「Click to
DVD」にはあらかじめ豊富なメニューがそろっていますので、その中からお気に入りのメニュー画面を選んでDVD作成をするだけ。

いろいろなメニューが揃っています。
最初はこのメニューを選ぶのだけでも楽しいかも。

DVDへの書き出しには今回の2時間ドラマで約1時間半ほどかかりました。
編集前は3.8GBだったファイルサイズも3.2GBまでダイエットできたようです。
これでただ単にDVDに書き出しただけではない、コレクション用のDVDが完成しました。最初にコマーシャルごとDVDにしてしまったディスクはコレクションには加えず、これで第1章、第2章がDVDにできました。あとは最終章をDVDにするだけなんですが、ここで問題が!!
■「TMPGEnc 3.0 Xpress」を使ってさらに高画質なDVDを作ろう!
さて最終章なんですが、ちょっと私は余計な事をしてみました。自動録画で予約されていた白い巨塔総集編の3回目の放送なんですが、わざわざ自動録画をやめて手動録画に切りかえて、録画画質を8Mbpsの高画質モードにしてしまったんですね。
実は最終回は元々2時間半の長時間放送になっており、そのままでは1枚のDVDにならないため、ちょっと圧縮する必要があったんです。
DVD-R
1枚に約2時間まで録画できるんですが、3時間以上のさらに長時間の番組の場合、バイオだけではそのまま1枚のディスクに記録出来ません。2枚のディスクにわけるなどの工夫が必要になります。
最終章も1枚のディスクにどうしても入れてしまいたかったので、ここは思い切って奮発して、バイオソフトウェアセレクションで販売している「TMPGEnc 3.0
Xpress」というソフトを使うことにしました。
「TMPGEnc(ティーエムペグエンク)」というのは有名なエンコードソフトで、2パスVBRの高画質な映像圧縮をしてくれるソフト。今回の8Mbpsの動画ファイルを4Mbpsのファイルに圧縮しなおしたり、同時にノイズ除去を行ってくれたりする優れものなんだそうです。
「TMPGEnc」には今回使用する「TMPGEnc 3.0 Xpress」の他に「TMPGEnc MPEG
Editor」というソフトもあったりします。私は最初に間違えてMPEG Editorの方をダウンロード購入してしまったんですが(T_T)、再圧縮したりする際に利用するのは「TMPGEnc
3.0 Xpress」の方ですので、お間違えなく。
購入はVAIOのホームページからダウンロード購入出来ます。VAIOソフトウェアセレクションで「TMPGEnc 3.0 Xpress」を探してみると7,980円のAC-3
Packというのと10,980円の「DVD Author 1.6 + AC-3 Pack」の2種類があります。「DVD Author
1.6」というのはDVDディスクに書き出すためのソフトで、VAIOの場合「Click to
DVD」でも代用出来ます。それなりに魅力的な機能も搭載しているんですが、とりあえず今回はパス。
7,980円の「TMPGEnc 3.0 Xpress + AC-3
Pack」を購入。指示に従ってソニースタイルIDを使って購入するとダウンロード画面になります。ダウンロードした後にインストールするのですが、初回起動時にメールで届いたシリアル番号を入力。これだけで欲しくなったその時から使えるようになるんですねぇ。

「TMPGEnc 3.0 XPress」と「TMPGEnc MPEG Editor」はお間違えのないように。

購入手続きはソニースタイルが行いますので、貯まっているソニースタイル
クーポンを利用することも可能。STARも貯まります。

ダウンロードファイルをインストールして、メールで届くシリアルナンバーを
打ち込めばこうして無事起動させることができます。
インストールしたら、早速使ってみます。入力設定のところで「Click to
DVD」同様に放送日時、チャンネルからファイル名を探して読み込みます。この「TMPGEnc 3.0 Xpress」にもカット編集の機能はついています。ほぼ同じような操作で編集をすることができます。
で、「TMPGEnc
3.0 Xpress」が威力を発揮するのはここから。「出力設定」の中には映画ソフトのための「インターレース解除」や画面を切り取る「クロップ」、ノイズを消してくれる「ゴースト除去」「ノイズ除去」、映像を補正してくれる「輪郭強調」や「色調補正」「サイズ変更設定」「音声補正」など数多くのフィルターを用意してくれているんです。
そう、これらを使えば高画質回路の少ない「VAIO type
M」でもワンランク上の高画質なDVDが作れちゃうんですよ。特にこの「ゴースト除去」。我が家はマンションで東上ケーブルテレビから信号をもらっているんですが、このケーブルテレビの映像が汚いんです。
え?ケーブルテレビなんだから映像は綺麗なんじゃないの?って思えますが、ケーブルテレビさんもテレビの電波はアンテナで受信しています。アンテナの受信状況が悪ければケーブルで引き込んでも映像は汚いままなんです。
特にゴーストもまぎれ込んでいるんですが、上位機種はともかく「type M」にはゴーストリダクションチューナーは搭載されていないんですよね。なのでここで「TMPGEnc
3.0 XPress」の力を借りたいわけですよ。
ここでは「ゴースト除去」と「ノイズ除去」のフィルターにチェック。これでどれくらい画質が変わるものか楽しみです。
そして、今回の最大の目玉である「エンコード/ビットレート設定」ですが、ディスクのサイズをDVD-Rの4.7GBに設定してあげれば自動で8Mbpsのファイルをなるべく劣化させないように圧縮してくれます。今回は平均4.5Mbpsに圧縮することでDVD-Rディスク1枚に収まるようにしてくれるんだそうです。
もちろん「2パスVBR」で圧縮してくれます。普通のDVDレコーダーは入力される映像をリアルタイムに記録する必要があるため、1パスでの圧縮になりますが、「TMPGEnc
3.0 XPress」では一度映像ファイルを全部読み取り、映像の複雑さを分析。2パス目で実際の圧縮をしていきますので、時間はかかるのですが、無駄のない高画質な圧縮をしてくれます。これを利用すればスゴ録なみの高画質が期待出来るのかも!!

ということで、全ての設定が終わったら、あとは再エンコードをさせるだけ。ノイズ除去のオプションもつけたせいか、計算にはムチャクチャ時間がかかりました。2時間半の番組をカット編集して最終的には2時間4分まで短くしたんですけど、エンコードにかかった時間は36時間10分です。
元旦の朝、出かける時にエンコードをはじめて、翌日の夜帰ってきてからもずーっとエンコードしていました。断っておきますが「VAIO type
M」はソニースタイル限定モデルのPentium 4 3.0GHz仕様です。エンコードにはものすごい時間がかかるんですねぇ。
書き出したMPEG2ファイルをまた「Click to DVD」でDVDに焼いて、これで「白い巨塔」DVDコレクションプロジェクトも終了です。
完成した4枚のディスク。第1章はDo
VAIOから直接書き出したもの、CMカットしたもの。第2章はCMカットした4Mbpsのもの。最終章は8Mbpsで録画したあとに「TMPGEnc 3.0
XPress」で4.5Mbpsに再圧縮、ついでにノイズ除去した物となります。
我が家のハイビジョン対応WEGAで画質チェックをするんですが、プレーヤー側に高画質回路がついていたりすると自動で画質補正されたりして、画質の違いがわかりにくくなってしまいます。なので、あえてここでは公平を期するために、プレイステーション2でDVD再生してみました。
で、その画質なんですが、明らかに違います。最初に8Mbpsで録画しているので元々「TMPGEnc 3.0 XPress」に有利な画質比較なんですが、ビットレートの違いだけではなく、ノイズ感が全然違います。ノイズ除去の効果はスゴイ!!

左が第3章、右が第2章のディスクです。

わかりやすく説明すると第3章のディスクではしっかり色が出るんですが
第2章のディスクでは偽色というかザラザラしたノイズが出やすいようでした。
まだ1作品でしたか見比べをしていませんし「TMPGEnc 3.0 XPress」でエンコードした映像も最初は色がベタッとした感じに見えて、あれ、あんまりいけてないかも。。。とか思っていたんですが、後からノーマルエンコードの映像と見比べたら全然ノイズ感がないし、「TMPGEnc
3.0 XPress」でエンコードした方が全然良く見えます。(普段から市販のDVDビデオしか見ないので、業務用のエンコードソフトと見比べているわけで、それは差が付くはずなんですよね。元が地上波アナログ放送だということを考えたら驚異的な高画質かも。)
色補正とか輪郭補正とかの機能も真面目に調整すれば、もっと良くなりそうですよね。
エンコードにメチャクチャ時間がかかる苦労はありますが、これだけの差が出るなら、コレクションしたい番組について今後は高画質モード8Mbpsで録画しておき、後から「TMPGEnc
3.0 XPress」エンコードした方が断然良い感じです。価格対費用効果は絶大ですね!!