こんにちは、店員塩見です。
一回目のVAIO type
Pのレビューコンテンツはインスタントモードから。なんでまた、そんなニッチな紹介からかといいますと、店員塩見は大のXMB(クロスメディアバー)好きでして。。。
インスタントモードだけで動画や音楽再生、インターネットにも繋がるなんていう機能は、これまでのVAIOにはないとても魅力的な機能です。そんな個人的に気になったインスタントモードについて簡単ではありますが、紹介したいと思います。
(2009.01.13掲載)
■XMBについて
プレイステーション2の機能とDVDレコーダーが一緒になったエンターテインメントマシン「PSX」のときからソニーオリジナルのグラフィカルユーザーインターフェイス“XMB”(クロスメディアバー)が大好きになり、このインターフェイスを搭載した製品を好んで買うようになりました。
メニュー画面へのXMB搭載は、PSXを皮切りに、液晶テレビやDVD/BDレコーダーといった映像関連製品や、携帯電話の一部にも搭載され、ゲーム機もPSPとPS3に搭載されたことで、ソニーのインターフェイス=XMBというイメージが完成されたと思います。
VAIOでは2008年モデルから順次搭載されたVAIO Media
plusで、ついにインターフェイスにXMBが登場!発表されてからは、このAV機器感覚のサクサク動くXMBが嬉しくって、ネットワーク越しの音楽再生やハンディカムの映像再生など、AVコンテンツを見るときにはいつもXMBを使ってしまうほど。
そんなXMBが、VAIO Media plusだけでなく、新しいインスタントモードとしてVAIO type Pに追加登場しました。
キーボードの手前側に、「+」マークのいつものXMBロゴが書かれているハードウェアボタンが用意されていて、Windowsが起動していない状態で押すと、インスタントモードが起動し、Windowsを使わずに写真・映像・音楽を楽しめるほか、インターネットに接続してWEBサーフィンを楽しんだり、「Skype」・「メッセンジャー」といったチャットだってできるようになっています。メモリースティックに入ったデータも、パソコン内部ストレージへ移さずに再生できるので、サイバーショットやαで撮影した写真をみんなで楽しんだり、PSP用のMP3形式の音楽データを入れたメモリースティックをVAIO
type Pに挿すことで音楽を聴くことも可能です。
インスタントモードの位置づけについてソニーの商品担当者さんの話によりますと、type
Pはパソコンとしての使い方以外にも、VAIOをAVプレーヤーとして使って欲しいので、AVプレーヤー用のインターフェイスとして今回採用したんだそうです。
■HDDマルチプレーヤーの後継になる!
AVプレーヤーは“ウォークマン”やPSPなどソニーから様々な機器が登場していますが、この画面サイズとなるとなかなかありません。
2004年に3.5型の液晶画面に20GBのHDDを搭載したHDDマルチプレーヤー「HMP-A1」という製品があり、VAIOで録画した番組をどんどん転送して電車の中で視聴していました。これのよいところは、転送先の容量を気にせずにどんどん転送でき大きな画面で楽しめるところ。その後、後継機が登場せずに終了してしまったカテゴリーですが、こういった使い方はいまでもやりたいと思っています。
それが、このVAIO type Pとインスタントモードでならできるかも!ということで、XMBの内容を色々と探っていこうと思います。
■インスタントモードをいろいろチェック
まずは、ホーム画面。
アイコンのデザインや配列は、PSPやPS3、<ブラビア>、ブルーレイディスクレコーダーなどと同じで、左側に設定が、右端にインターネットのアイコンになっています。左端にユーザーというアイコンがあって、電源の操作とWindows起動が選択できるようになっているのが新しいポイントでしょうか。ユーザーアイコンもPS3と同じデザイン。こういうところに、最近のソニーはカテゴリーを越えインターフェイスの統一が進んでいるように感じ
られ、かなり好感が持てます。
背景の壁紙は、自分で好きなデータに変更できますので、まるでWindowsが動くPSPといった感じです。メニューのスクロールや動作は、XMB搭載機器の中では、比較的早いほうだと思います。電車の中でさくっと取り出して、インスタントモードの起動に10秒ちょっと。そして、サクサクっと見たい動画や音楽を選んで極楽電車移動、そんな使い方をしてみたいですねー。
それでは、動画再生から試してみようと思います。メニュー画面がXMBなので、PSP、BDレコーダー、ブラビアなど
のソニー製品を使い慣れている方はまったく悩まずに操作できると思います。
ビデオを選ぶとPCのHDD内の指定しているフォルダが表示されます。フォルダは任意に指定できるので、録り溜めたMPEG2データが入ったフォルダを登録しておけば、動画を見るためにWindowsを立ち上げる必要もなくなり、起動時間も早くとっても便利に。
勉強会会場のデモ機でしたので、中に入っている動画はサンプルものだけでしたが、写真の通り、フルスクリーンでの再生も出来ました。
このフォルダ内の動画一覧も、表示されるまでにストレスを感じるほどではなく、全体的にサクサク動いている印象です。XMB搭載の製品でも、サムネイル表示には時間がかかるモデルもありますが、VAIO
type Pはこの辺のところはまったく心配ないようです。
早送りなどの一般的なビデオに必要な操作項目も操作パネルに全部入っていますので、ビデオプレーヤーとしては申し分のない完成度。しばらく再生していると操作パネルは隠れるので、さすがはソニー、わかっていらっしゃるといったところ。
画面の表示領域が16:9よりもさらにワイドですので、表示領域の調整は必要です。引き伸ばすと写真のように横に伸びた映像になってしまいます。表示設定で縦横比の調整が可能ですので、見る映像の内容によって使い分けたいですね。いずれにしても、“ウォークマン”やHDDマルチプレーヤーなどのソニー製ポータブル機器はDVD“ウォークマン”を除くとどれも4:3の液晶でしたので、こうやって16:9に対応した製品の登場は嬉しい限りです。動画はPCで一般的に普及しているWMVとMPEGに対応しているので、“ウォークマン”のように変換する時間を待つこともなく、再生できるフォルダにつっこんでしまえばOK!
家に帰ったら、Windowsを起動して、ネットワーク経由でメインVAIOのフォルダから動画を直接持って来て入れてしまえば、超お手軽ポータブル再生機の完成です。Do
VAIOやGiga Pocket(〜2004年)をお使いの方は、Dドライブの「VAIO
Entertainment」内に収納されているテレビチューナーソフトが録画したMPEG2データをVAIO type
Pにそのままコピーするだけで、外でもビデオ再生が楽しめるっていうのは便利そうです。
メモリースティックからの直接再生にも対応していますので、サイバーショットやハンディカムで撮影した動画を、友人に見せるなんていうときにも役立ちそうです。
(※残念ながら、インスタントモードではHDコンテンツの再生に対応していません)
続いて音楽再生。おまかせチャンネルなどのインテリジェンス再生機能は搭載されていませんが、動画と同様に、マイミュージックや任意に指定したフォルダに入っている楽曲ファイルのほか、メモリースティックやSDカードからもデータを読み出せます。
ジャケットデータが入っている場合はしっかりと表示されますので、ミュージックプレーヤーとしての完成度も高いです。ノイズキャンセリングヘッドホンも選択できて、インスタントモードも使い勝手がとてもよいので、ついに登場!XMB“ウォークマン”といった感じです。
フォト再生はJPEG、BMP、GIFに対応していますので、デジカメで撮影した写真をメモリースティックから直接見ることがもちろん可能です。しっかりとサムネイルも表示されるので、フォトビューワーとしても、余裕で使える完成度です。
ファイルの大きいJPEGの表示には多少時間がかかりますが、フォトストレージやフォトフレーム単体の製品と比較しても、あきらかに遅いという印象は受けませんでした。
続いてインターネット関連の機能を確認、、、おっ!WEBブラウザにFirefoxを搭載しているのは記念すべきできごと!ソニーがオフィシャルでWindows
Vista搭載のVAIOにインターネットエクスプローラ以外を載せているのは初。ソニーはPC以外でもゲーム機やテレビ、フォトフレームなど様々な製品にブラウザは搭載していますが、制約が多く、
さすがにPCの普段の使い勝手…というほどではないことが多いですが、このVAIO
type Pは違います。普通と変わらないブラウジングができて、ちゃんとマウスのカーソルも機能しているので、操作感覚もWindows上で使うFirefoxと
ほとんど同じです。
チャット機能では、スカイプも標準搭載なのが嬉しいところ。myloやPSPなど、ソニーのポータブル機器には、スタンダートで搭載されてきていますが、しっかりVAIOのインスタントモードに入っているのは嬉しいですね!
起動するとskypeが全画面表示になってしまうので、インターネットを見ながらチャットはできませんが、モーションアイ(WEBカメラ)も使用可能なので、通話相手にはインスタントモードで使っているとは気付かれなさそうです。スカイプ画面はPC版のソフトとほとんど同じですので、いつもの使い勝手がそのまま利用できるようなイメージです。
で、で、普段お使いのインスタントメッセンジャー(チャット)がSkypeの方は、PSPやmylo同様に搭載されてよかったよかった、、なのですが、私の周囲ではskypeユーザーさんより、Windows
Live メッセンジャー(MSNメッセンジャー)とYahoo!メッセンジャーユーザーの方が圧倒的に多いんです。
私も含めて、skypeをメインで使っていない方には、myloもPSPも、チャットマシンとしての魅力はまったく感じていませんでしたが、今回は違います!
インスタントメッセンジャーというソフトがスカイプと一緒にインストールされているのですが、このソフトはYahoo!メッセンジャーにもログインできますし、Windows
Live メッセンジャーへのサインインできるという優れもの。こういうソフトの搭載を待っていました!!
試しに、Windows Live
メッセンジャーでサインインしてみましたが、使い勝手は微妙に違いますが、グループ分けや退席・在席などの項目もしっかりと反映されていますので、慣れてしまえば普通に使えました。
サインイン方法はWindows Liveメッセンジャーソフトと同じで、ユーザーの項目に、「××@hotmail.com」などをいれパスワードを下の項目に入れるだけでとっても簡単。複数のIDを覚えさせることも出来ますので、Windows
LiveメッセンジャーとYahoo!メッセンジャー、両方お使いの方も便利に利用できるソフトだと思います。
ついにWindows Live
メッセンジャーを、Windows上以外からサインインできる製品がでたなんてとても感動です!Yahoo!メッセンジャーユーザーさんもこれは注目ではないでしょうか!
最後に設定画面をのぞいてみましょう。
フォト、ミュージック、ビデオのライブラリをセットすることが出来て、ここでインスタントモードに反映させたいフォルダを指定することが可能です。
各種設定画面もブラビアやPSPと同じようなデザイン、配列になっていますので、特に違和感もなく、ソニー製品を複数お使いの方でしたら、迷うことなく様々な設定項目にたどり着けると思います。
ネットワークの設定、テーマの設定なども写真の通り、これだけ見たら、PSPの設定画面?と思えそうですね!
なお、VAIO type
Pのインスタントモードを使ってのインターネット接続は、ワイヤレスLANと有線イーサネット接続にのみ対応しております。WWAN(FOMA)やUSB接続でのインターネット回線では接続できませんのでご注意ください。ちょっと残念ですね。。。ですが、今はワイヤレスLAN接続スポットが多いので、屋外でインスタントモードでインターネットをする機会も結構
増えてきそうです。
今はまだエリアが限られてしまいますが、鉄道の列車内で常時ワイヤレスLANに接続できるサービスが登場しつつあります。
○秋葉原〜つくば
東京の秋葉原と茨城のつくばを繋ぐ「つくばエクスプレス」では、走行する列車内でも常時接続が可能な「列車内インターネット」がすでに平成18年からスタートしています。
→首都圏新都市鉄道株式会社 列車内インターネット紹介
○東京〜新大阪
また、平成21年の3月のJRグループダイヤ改正日からは東海道新幹線のN700系(最新の『のぞみ』などに運用されている車両)車内にて常時ワイヤレスLAN接続サービスが開始されます。
→東海旅客鉄道株式会社 インターネット接続サービスの詳細について
○現在、研究中
ソフトバングテレコム(旧:JRグループの日本テレコム)が、2004年の日本テレコム時代に、JR北海道の札幌〜新千歳間で列車内無線LANの実験を行っていたり、JR東日本の京浜東北線の車内でのワイヤレスインターネット接続実験を行うなど、着々と準備を行っているようです。いつかは、日本中のJRの車内でワイヤレスLANに繋がる時代が来るかもしれません。
以上簡単ではありましたが、Windowsを使わなくても十分エンタテインメントマシンとして使えるインスタントモードの紹介でした。
電車移動中の音楽再生や動画視聴にわざわざWindowsを立ち上げて、さらにSonic StageやWindows Media
Playerを起動するのは、あんまりスマートさはありませんし、起動に時間がかかってしまうのがネック。そのため、ノートPCをマルチプレーヤー代わりに使うというのは微妙に面倒…というイメージを持っていました。ですが、VAIO
type PのXMB搭載
インスタントモードなら起動は早いし、PSP感覚で動画、音楽も再生できるので、電車の中でちょっとした時間つぶしには最適なマシンではないでしょうか!これまで、PSPとVAIOを両方をバッグの中に入れていた方、ゲームをしないならPSPの役割をVAIOに譲ってみませんか?